薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

薬剤師国家試験の難易度は実は高い

2017年12月12日
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薬剤師の資格を取るためには、かなり努力しなければいけません。高校時代から薬学部のための受験でも猛勉強しなければいけませんし、薬学部に入学してからも毎日コツコツと勉強の日々が6年間も続きます。そして、最終学年次には薬剤師の国家試験(以後国試と称します)を受けて合格しなければいけません。この国試の難易度は、実に高いと言っても良いかと思います。合格率だけを見れば約7割から8割ぐらいあるので、10人受けたら7人から8人くらいは合格できていると思われますが、これにはカラクリがあります。どんなカラクリかと言いますと、薬学部にいる学生は皆猛勉強をしていることもあり、そもそも受験を受ける時にはかなり実力ある学生が受けます。それで合格率が7割から8割程度しか受かりません。他の受験資格がない国試では誰でも受験できるため中には合格レベルに達してしない受験者もいますので、合格率は当然下がっていきます。ですから、単純に合格率からでは難しさを図ることができません。合格レベルにある受験ばかりが受験すれば、合格率も上昇します。逆に薬剤師の国試の受験生のほとんどは必死に勉強してきているので、受験生のレベルは極めて高くなっています。それでも合格率が9割以上にならないのは、この国試がいかに難易度が高いものになっているのかということを表しています。ですから、国試は合格率だけではその試験自体の難易度を図ることは難しいということです。また薬学部の大学では、その大学の合格率を上げるために大学内で国試を受けさせるかどうかの足切り試験を実施することもあります。予め大学内で国試に合格できる見込みのある学生だけを選別するというものがあり、こうしたことも国試の難しさを合格率だけでは分からなくさせています。合格レベルに到達している学生であっても合格率が7割から8割程度しか合格できないことを考えますと、この国試のレベルがいかに高いのかが分かってきます。


 

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