薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

目指したいがん薬物療法のエキスパート

2017年12月10日
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薬剤師として働くにあたり専門性のある仕事を目指すのであれば、がん薬物療法認定薬剤師という資格の取得をおすすめします。この認定に申請するためには、いくつもの条件を満たしている必要があります。日本の薬剤師免許を持っており、5年以上の実務経験が必要になります。またこの資格を認定する機関の会員であるか、他に定められている学会の会員である必要があります。認定されている研修施設において病棟業務や抗がん薬注射剤混合調製、薬物血中濃度モニタリングや緩和ケアなどに関する実技研修を3ヶ月以上履修する必要もあります。あるいは研修施設で3年以上にわたってがん薬物療法に従事したという経験でもよく、この場合には所属長による証明が必要になります。がん領域の講習会を40時間、20単位以上履修している必要があり、そのうち12時間6単位以上は特定の主催者による講習会に参加しなければなりません。がん患者に対する薬物管理指導の実績がこれまでに50症例以上あり、様々な種類のがんに対する指導である必要があります。さらに病院長や施設長による推薦があり、認定試験に合格しなければなりません。一度認定されれば永久に維持できるわけではなく、更新する必要があります。更新の認定期間は5年間となっており、この期間内に更新しなければこの呼称を維持することができません。更新の保留は3年まで認められていますが、理由書を提出する必要があります。更新の1年前に知らせてもらえるため、忘れてしまう心配がありません。更新にも様々な条件が定められており、認定機関の会員であることや指定されている学会の会員であること、認定期間中はがん薬物療法に従事していたことが証明できなければなりません。また更新するまでの5年の間に講習単位50単位以上を取得している必要があります。さらにがん患者への薬剤管理指導を25症例以上行ったという実績があり、学会にて1回以上発表することも条件に含まれています。あるいは全国的または国際的な学会誌にて1編以上の学術論文が掲載された実績がなければなりません。講習で取得する単位数は研修項目によって異なるため、確認してから講習を受けることをおすすめします。研修項目の中にはインターネットで受けられるものも含まれています。この資格に認定された人は認定する機関のホームページにて、氏名と都道府県と所属が公表されています。認定期間も記されています。


 

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