ライセンス取得後は2年に1度の届出票を忘れずに
2017年11月17日
大学で学び猛勉強の末に、やっと手に入れた国家ライセンスは、そのままエンドレスに続くものではありません。消えてしまうという意味ではないですが、2年に1回の届け出票の手続きを忘れないこと、ずっと安心して働くためにも重要です。
法律により届出票を提出することは義務薬剤師法が定められていますので、免許を持つ人は義務として保健所に、届け出票を2年に1度必ず提出をしなければなりません。病院に勤務をしていたり、調剤薬局で日々業務をこなすような、現役バリバリで働いていると、忘れるような事態にはなりません。
国家試験に向けて勉強をしているときにも、2年に1度の提出に関して出てくるので、勉強中もプロになってからも、頭には残るものです。しかし現役で仕事をしていない時期には、うっかりとしてしまう可能性が高いです。
女性の場合であれば出産で産休を取得している機関や、育児休暇中など社会で働いていない時期には、提出を忘れやすい時期なので、うっかりを阻止しなければなりません。
更新のためには必ず届出票の低術を行いますが、もしも届け出をしなかったら、薬剤師資格検索システムへの指名掲載がなくなる可能性があります。これは厚生労働省の管理するものですが、義務にもなっていますので、忘れないように届出票は出さなければなりません。
就職活動を行う際も、転職をする時にも、利用されることがあるので、仕事をお休みしている人でも、ライセンス取得者は全員が提出をします。調剤薬局や病院勤務の人も、仕事を休んでいる主婦も、製薬会社勤務であっても、とにかくライセンスを持っている人は、職種などはかかわらず届出をしなければなりません。
従事先の管轄する保健所や、自宅住所の管轄する保健所への提出です。
薬剤師免許には届け出の義務がありますが、それは高度な知識などを必要とする人材だからこその確認をするためでもあります。厚生労働省によりライセンス確認検索システムが提供されているので、本当に資格取得者かをすぐに確認可能です。
届け出がないままだとこの検索システム上に名前がなくなることがあるので、転職活動をしている最中なのは不利になります。長く届け出を怠ると罰則が科せられることもあり、費用は50万円以下といっても長期間では高額になるので要注意です。
1回だけのうっかりだったら少ない金額でも、何度も更新なしだと罰金が高くなるばかりなので、働いていない時期でも忘れないようにします。