薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

緩和医療をけん引していく存在です

2017年11月14日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

高齢社会を迎える現在、緩和医療は日本の医療の大きな部分を占めています。もちろん患者さん疾患による痛みや苦しみを薬物によって取り除いていく必要もあり薬剤師の担う役割は大きいです。緩和医療を担う緩和薬物療法認定薬剤師の資格について解説します。

緩和医療の役割は重要度を増しています

緩和医療というと、末期のがん患者の苦痛を和らげるものというイメージが強いですが、現在ではがん治療の場合は初期段階から並行して緩和ケアが行われています。また、がんに限らず、様々な疾患に緩和ケアが治療とともに行われ始めています。

高齢化社会の日本では、病気になってもいかに生活の質、人生の質を高めて生きていけるかが重要視されており、年々緩和医療の役割も大きくなっています。まだ緩和ケアに対する取り組みは他国と比べて日本は整備されておらず、始まったばかりですので、緩和医療に携わる医療従事者は、緩和医療にの発展に積極的に取り組み、けん引していくリーダーシップが必要とされています。

とてもやりがいのある仕事内容です

緩和薬物療法認定薬剤師として認定されているのは現在250名ほどで、認定試験を受験するための要件も細かい規定があり、難しい資格と言えます。緩和医療の現場では専門的な知識が必要で難しい判断が求められるため、とてもやりがいのあるお仕事です。

緩和薬物療法認定薬剤師に認定されると、緩和ケアチームの一員となり医師や看護師などとチームを組んで緩和ケアに当たることになります。苦痛を和らげるためのモルヒネなど医療用麻酔の使用が行われますので、薬剤師の果たす役割はとても大きいものです。

認定されていると、他の医療時従事者からの信頼を得られ、積極的に医療に携わることが出来るでしょう。

認定試験を受けるための要件について

緩和薬物療法認定試験を受けるためには、まず5年以上の実務経験を積んでいることが前提条件となります。そして、現に緩和ケア医療に従事している必要があります。さらには、認定対象となる研修を履修して必要単位を履修し、緩和ケアをテーマにした学会発表を二回以上行う必要があります。

その他細かな受験要件がたくさんあり、それらすべてをクリアしてやっと認定試験を受験することが出来ます。そして認定試験に合格したもののみが、認定される仕組みです。緩和医療をけん引していくという明確な意思をもって真剣に取り組まなければ、認定されるのは難しいものですが、これからも緩和医療に従事していく方には目標とすると良いでしょう。


 

過去の記事