薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

これから注目されるHIV感染症専門薬剤師とは

2017年09月27日
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HIV感染症専門薬剤師とは、医療や薬品に関する専門的な知識を有する目的で制定された認定資格の1つです。この認定は、HIV感染症に対応できる知識と能力が認めた証明といえるでしょう。HIV感染症患者は、感染の時期などによって人それぞれ症状が違います。

外観の症状だけでなく血液検査でわかる症状も存在します。これらの症状をしっかりと把握し、薬の適切な服用をアドバイスできる人材として、注目されているのがこの資格です。長期にわたるHIV治療には、その症状や副作用の状態などを考慮しながら適切な薬への変更が必要です。

また、それぞれのライフスタイルを考えた薬の提案も必要になります。日々進化する薬の開発情報をいち早くキャッチし、HIV感染者へ提案するためにも専門的な知識と臨床での経験が重要です。そのためにもこの資格を取得することは、有意義だといえるでしょう。

自分自身のスキルアップにもつながり、転職などにも有利になります。この認定を受けるためには、HIV感染症薬物療法認定薬剤師認定試験に合格する必要があります。認定を受けるためには、合格した後に認定機関への申請を行うことが必要です。

申請に必要な条件は、日本国内の薬剤師免許を取得していることや実務経験を5年以上有する関連学会員であることです。指定の認定薬剤師であり病院や診療所、保険薬局などでHIV患者の指導を3年以上引き続き行っているものが対象となります。

その他にも認定機関が規定する研修や講習会などで必要な単位を取得しなけらばなりません。また、30症例以上のHIV感染患者への指導実績を必要とします。なお、申請には病院長や施設長の推薦を受ける必要があります。

HIV感染症は、なかなか周囲の人には相談しにくい病気です。そんな悩みを抱いている人達を専門知識と豊富な経験によりサポートすることができるHIV感染症専門薬剤師は、これからますます需要が多くなるといえるでしょう。


 

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