薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

認定薬剤師になるまでの高いハードル

2017年08月24日
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認定薬剤師というのは、ある分野に精通した専門性の高い薬剤師だということを認定する制度です。日本にはおよそ20種類程度の認定薬剤師資格があって、そのどれを取得するかは薬剤師本人の選択に任されています。比較的メジャーなものから、数十人しか取得していないようなマイナーなものまで様々あって、取得方法も取得難易度もそれぞれ違っています。

これはなぜかと言えば、認定する組織がそれぞれ違うからですね。講習の受講料からして違ってくるので、一つ一つ調べてきちんと差を把握しておくのがいいでしょう。取りやすいものから取るというよりは、自分の進みたい道に関係するものを取得するのがセオリーです。

なぜなら、講習を受講するには費用の他に時間もかかるからです。無駄な資格を取得している余裕は、ほとんどの人にないはずです。通常の資格試験とは違って、認定審査がある点が特徴的です。ペーパーテストにただ合格をすればいいという種類の試験ではありません。

まずは、五年以上の現場での経験がないと、受験資格すら得られない点に注意です。ですから、基本的にはベテラン向けの上位資格だといえます。たとえば、がん専門薬剤師になるためには、具体的に自分が関わった症例を50以上報告しなければならないなど、高いハードルが設けられています。

単純に勉強をしていればいいというわけではなく、実際に現場で様々な経験をしなければいけない点が苦労します。また、学術論文を三本以上提出することが認定条件になっているものも見受けられます。現場での経験のみでも、審査に合格することはできません。

バランスよく医療に関わっているベテランの人にしか、この資格は取得できません。その意味で非常に難しい試験だといえます。ですが、難しいからこそ価値があるわけです。この資格を取得できれば、周りからの評価もアップしますし、そのことが年収増に繋がることもあります。

ワンランク上の薬剤師になれるので、いつかは取得したいものですよね。


 

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