栄養サポートをすることができる薬剤師に
2017年08月19日
薬剤師として仕事をしていながらも、もう一歩ステップアップしたいと考えているのであれば、栄養サポート（ＮＳＴ）専門薬剤師の資格（ライセンス）を取得してみるのも良いのではないでしょうか。しかしながら、仕事をしながらライセンスを取得するための勉強をするのは非常に大変だと感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、具体的な勉強期間は半年くらいで行うことができるでしょう。
このライセンスを取得するためには、まずは認定対象国家資格を持っているということが必要となります。５年以上の医療施設や福祉施設で働いたという実務経験と、栄養サポートの実務経験があるということが条件になります。
また、日本静脈経腸栄養学会が主催している教育セミナーや、他の学会に参加していて規定数以上の単位があるということも条件です。他にも、認定教育施設で実地修練を行っているということや認定のための試験に合格しているということなどの条件があります。
働きながら集中して勉強をするということはなかなか大変かもしれませんが、隙間時間などを利用して勉強を根気強く続けていきましょう。薬剤に関する問題はある程度の知識があれば答ることができますが、他の分野に関する知識も必要なので、そこが課題となる人も多いかもしれません。
しかし、普段の仕事の中でも、病院などで働いている人であれば、普段から他の仕事の分野の人たちと一緒に業務を行っていかなければならないことも多いでしょう。そうであれば、普段の仕事の中で学んだことが役に立つことも多いのではないでしょうか。
食べるということは人間にとって楽しみなことであり、食卓は大切なコミュニケーションの場であることが多いことでしょう。食べる楽しみを取り戻せることができる治療ができたのであれば、患者さんにとっても非常に嬉しいことでしょう。
患者さんにしっかりと寄り添いながら治療ができる現場を目指すのであれば、このライセンスを取得してみると良いでしょう。