周囲との連携を取り、医療の質を高めていきます
2017年08月09日
2006年に誕生した資格である感染制御専門薬剤師。薬剤師のお仕事に携わっている方は、内容が気になっているでしょう。どのような仕事を任せられるのかやどんな分野の勉強をするのかなどに、興味があるはずです。そこで、感染制御専門薬剤師について紹介します。
チームの一員として活躍できます感染症の治療や予防を行うことがメインの仕事になります。病院などの医療機関において感染症専門医と連携をとって感染制御チームに参加します。インフェクションコントロールドクターや感染管理看護師と一緒になるケースもあります。
感染制御専門家が集結し、適切な治療や予防にあたります。消毒薬や抗生物質を使用することによるデメリットを未然に察知する能力が求められます。そして、膨大な知識を要し、最新の医学や薬学に精通することになります。
特に消毒薬と抗生物質に関しての活躍が期待されています。肝不全や腎不全などの病気に対して適用されることが多くあります。薬動物態理論や臨床薬理学も応用されます。
抗生物質の投与量のバランスにおいての決定権を持ち、感染症治療において重要な役割を担っています。そのため、レベルの高い治療を提供できます。医療施設内で感染症の発症を予防するために、細かな監視体制が整っています。
安全な医療により院内感染予防や健康管理が可能です。迅速な初期対応をすることで、感染の拡大を未然に防げます。病院内では感染症が発生しやすい環境なので、高いニーズがあります。定期的に学ぶ機会があるので、常に最新の情報を獲得できます。
質の高い医療サービスになるように研鑽でき、ベストな選択ができるよう準備ができます。安心して仕事に取り組めるシステムの構築促進の役目を持っています。
5年以上の実務経験が必要となり、既定の会員であることが条件です。その他にも、施設内において感染対策委員会あるいは感染制御チームの一員として3年以上の経験が必要です。そして、講習会を20時間以上、10単位履修しなければいけません。
勉強した内容を医療現場で発揮でき、指導や教育にも携われます。また、感染制御に貢献でき、大きなトラブルを防ぎ幅広い活躍ができます。人の命に身近に寄り添い、健康をしっかりとサポートできます。命の尊さを実感でき、献身的に取り組めます。
ひたむきに努力することで、やりがいや充実感を獲得できます。医療サービスを安心して提供できる環境づくりの構築に、大きく寄与しています。