医療機関だけでなく、薬局、ドラッグストア、製薬会社など様々な分野で活躍できる専門職として薬剤師の仕事は、女性にも人気です。また、その後のキャリアアップを目指すなら、より専門的な認定薬剤師を取得することも可能です。
薬剤師の資格を取得するための条件とは薬剤師は、国家試験に合格することで取得できます。国家試験を受験するために必要な条件は、各大学の薬学部あるいは薬科大学に入学し、6年生課程の薬剤師養成課程を修了することです。
これらの大学あるいは薬科大において、有機化学、生物化学、薬剤学、疫病学などの専門的な知識を学習し、実践的な学習として調剤薬局などでの実習なども行われます。このように薬学に対する幅広い知識と経験を習得し、6年生課程のすべてのカリキュラムを修了し卒業あるいは卒業見込みのものが受験可能です。
従来の薬剤師受験には、4年生の薬学部あるいは薬科大卒業が条件でしたが、現在は6年生課程を卒業することが必要となっている点に注意しておきましょう。
薬剤師になるためには、大学の薬学部や薬科大学を卒業するだけでなく国家試験に合格する必要があります。薬剤師国家試験は、年に1回2日間にわたって実施されます。その試験内容は、必須問題試験、一般問題試験、薬学実践問題試験です。
それぞれの問題で、物理・化学・生物をはじめ衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務などといった内容が出題されます。試験地は、北海道、宮城、東京、石川、愛知、大阪、広島、徳島、福岡の9会場となります。
受験願書などは、在籍または卒業した大学などでも入手することが可能です。その他の方法としては、郵送などにより各地方厚生局および厚生労働省からも取り寄せることができます。薬剤師試験の合格率は、60%〜80%前後というところです。
薬剤師になれば、様々な分野で活躍することができます。それぞれの分野でより高度な知識を活かすためにもステップアップできるスキルを得ることは、大切です。病院で評価される薬剤師としては、日本医療薬学会が認定している取得難易度の高い「日本医療薬学会認定薬剤師」、がんの薬物療法を薬学的にサポートする専門家として臨床の場でニーズの多い「がん薬物療法認定薬剤師」、薬学生に臨床を含めた実務実習などの指導を行うことができる「認定実務実習指導薬剤師」などがあります。
これらの資格は、認定団体により定められた一定条件をクリアした薬剤師に与えられるもので、今までの現場における経験を考慮し一定の技術や能力が評価されることにより認定されます。
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