薬剤を扱う仕事は、病気やけがやがんで苦しんでいる患者の口に化学物質を入れる仕事です。なので命を預けるにふさわしい人間に調剤してもらうように、薬剤師になるには国家試験に合格して、免許を取らなければなりません。
免許なしで行った場合は処罰される国家試験による免許を得ずに調剤行為を行うことは、無資格調剤といって法律に反する罪となります。調剤とは、医者や獣医師から貰った処方箋を元に医薬品を交付することであり、要約すると薬剤師になるには国家試験に合格して免許を取りなさい、ということです。
これも法律で定められていることです。この国家試験は未成年や被補佐人、薬事で犯歴のある人、心身の障害や大麻、あへんなどの中毒のある人は受けられないというある意味当然の制限が設けられていて、これによって国家試験を受ける以前に信頼できない人間はなることが出来ないようにされています。
この上で国家試験に受かった、知識技術ともに信頼できる人が調剤を許されます。
国家試験に受かることは薬剤師の必須条件ですが、その他にこの職業になくてはならない資格というものは法律では決まっておらず、またその他のものは民間や学会の運営するものなので、より専門的な内容が問われる上なくても損する訳では無いです。
つまり、そういったものは無事職につけてから、より多くのキャリアや活躍の機会を必要とした時に取れば良いです。とにかく、国家試験を通らないことには職業につくことは出来ません。
国家試験は、大学の6年間の薬学課程を修了した人のみが受験する権利を持ちます。そしてその中で大学側が受験者を選別し、その上で合格率は60%から80%と少し狭い関門になっています。
国家試験に受かっても、そこがゴールではありません。一般的な薬局などで働くという場合には国家試験に合格しているだけで十分ですが、新薬の研究を行いたい場合や、大学病院など大きな病院で働きたいという場合にはそれ相応のキャリアが必要となります。
そしてそのキャリアとなるのが、国家試験とは別の資格です。この職業においてそれは、より専門的な知識を必要としていますが、持っていると医師への発言権を持つことが出来たり、治療の幅を広げることが出来るので、大きな病院で活躍しやすくなります。
このように、職に就いたその後にさらなる活躍や高収入を望みたいのなら、別の勉強をしてより専門的な知識と技術を身につけた方が良いでしょう。
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