医師が指示した薬が間違いないか確認し、調合して手渡す役割を担う薬剤師は、医療にとってはなくてはならない存在です。そんなやりがいのある仕事内容ですが、どのように認定されるのでしょうか。ここでは資格の取得までを説明します。
薬学部への入学が最初の難関です薬剤師になるには、薬学を学べる大学を卒業することが条件になります。そして、大学で6年間学習した卒業生と卒業見込みの生徒のみが国家試験を受けることが出来ます。まず薬学を学べる大学への入学が登竜門ですが、国公立の場合は、偏差値64〜70のところが多くかなり難関です。
私立大学の薬学部や薬科大学は国公立と比べると比較的入りやすいです。ただ、大学で6年間の学習が必要ですので、国公立の場合は約350万なのに対して私立の場合は1200万円を超えることがあり高額です。就職先として人気の官公庁や製薬会社に就職を希望する場合は、偏差値の高い大学を出ている方が有利になります。
晴れて、薬学を学べる大学に入学すると、大学で6年間で必要な知識を習得します。もともと4年制課程だったのですが、平成18年の学校教育法の改正に伴い6年制課程に変更されました。それだけ薬剤師として働くのに必要な知識が膨大であるということです。
倫理や一般教養、化学、生物学など高校で学んだ学習の発展から始まり、徐々に臨床薬学分野や薬学・医学についての専門的な分野の学習を行います。5年次に進むためには、それまで学んできた内容が習得度と実務研修への適性を判断するために、薬学共用試験に合格する必要があります。
6年次には実務実習や卒業研究などを行って、課程修了となります。
通常6年次に国家試験に合格するための試験勉強と就職活動を行います。国家試験は年に一度3月に行われます。就職が内定していても国家試験に合格しなければ、内定が取り消されてしまうケースがあります。国家試験の合格率は約60%〜80%で、幅広い薬学に関する知識が問われるため、もちろんにわか勉強では合格できません。
6年間しっかりと勉強しておく必要があります。国家資格を取れば、幅広く多様な就職先があります。病院や薬局、ドラックストアだけにとどまらず、製薬企業や食品企業、化学企業の研究職、医療品メーカーの医薬情報担当者、国立病院や保健所で働く公務員など活躍の場が広がります。
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