専門的な知識と技術を持っている人は、誰もができるわけではない仕事をすることができます。せっかくですので、誰かの役に立っていることが実感できるような仕事の仕方ができる方法を探すのがいいのではないでしょうか。
日本にこれから確実に起こる出来事とは地震大国の日本では、前もって地震が起こる場所と日時を特定しようとさまざまな研究が行われてきました。その結果、大きな地震が来そうだと思われるところには、予め警告を発することができるようになりました。研究の賜物と言える成果ですが、それさえも100%確実というわけではありません。
未来のことは誰にもわからないからです。そんな不確定要素に満ちているのが未来でありながら、これから先の日本に確実に起こると断言できることがあります。それは、今の高齢化社会からさらに踏み込んだ超高齢化社会に突入し、後期高齢者が爆発的に増えることです。
その理由は、団塊の世代がこぞって75才以上の高齢者になるためです。
政府の方針では、緊急の医療行為が必要でなければ、高齢者は原則として病院に入院するのではなく、自宅で療養し、地域のかかりつけ医に診察を受けることを基本に掲げています。大きな病院での人手不足や、増え続ける医療面の社会福祉費用を抑えるためです。
この方針に欠かせない存在が薬剤師で、今後は医師や看護師同様、患者の家を訪れて薬の管理や指導をする訪問薬剤師の需要が増えるのは間違いありません。おりしも、昨今は薬の重複投薬を防ぎ、無駄になってしまう薬代を抑えようと、薬の処方に対する管理が厳しくなっています。
高齢になり、自力で薬の管理が難しくなる人のところへ薬の専門家が出向くことは、至極当然という考え方になるでしょう。
今はまだ調剤薬局で処方箋を受け取り、薬局内で調剤業務をすることがメインの薬剤師ですが、未来の日本では、確実に薬局を訪れることができなくなり、薬を持ってきてほしいという声が高齢者からあがってくることでしょう。
その日は、おそらくそう遠い未来の話ではありません。資格の活かし方としてまだまだ試行錯誤の段階ではあるものの、フットワークが軽く、人と接するのが得意であったり、好きだという人なら、薬を届けたり、管理をしたりといった主たる業務以外に高齢者の見守りという面で活かすことができるようになります。
そんな人材が増えれば、超高齢化社会の主役となるお年寄りたちも安心して過ごせることでしょう。
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