薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

女性が長く働くことができる人気の職業

2017年03月09日
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薬剤師は女子高校生のなりたい職業として、上位にあげられる人気の職業です。その理由として、結婚や出産などで仕事からいったん離れても復職しやすい、比較的安定した収入を得られるといったことがあげられます。ここでは、どのようにしてなるのか、そして就職や年収などに触れていきます。

■6年かけて薬学に関する幅広い知識を身につける

薬剤師は医師や看護師などと同様に国家資格です。そのため国家試験に合格する必要があります。国家試験を受験できるのは、6年制の薬科大学や薬学部のある大学を卒業、または卒業見込みの人です。

かつて薬学部は4年制でしたが、平成18年4月1日以降から薬学に関する幅広い知識を身につけた人材の育成の目的により、6年制に変わりました。6年間かけて学ぶため、私立大学の場合だと1200万円以上の学費がかかる所もあります。

一方、国公立大学は6年間で350万円ほどですが、偏差値や倍率が高く難関な大学が殆どです。入学後は薬学や免疫学などの座学の授業の他に、調剤薬局での実習もあります。

■国家試験の合格率とその実情とは

次に国家試験についてふれていきます。国家試験は年に1回2日かけて行なわれます。試験内容は「薬理」など7つの領域から出題されます。合格率はその年により60%台から80%台と変動はありますが、平均して80%前後となっています。

合格率だけをみるとそれほど難関ではないように感じられるかもしれませんが、この数字には理由があります。その理由は、国家試験の前に学内の試験を行ない試験に合格できなかった学生には国家試験を受験させないという大学側の姿勢にあります。

大学により合格率は大きく異なり、60%台の大学もあれば90%台の大学もあります。国家試験の合格率が高い大学として国公立大学では岡山大学が、私立大学は名城大学が有名です。

■就職と年収に関する実態について

最後に就職先と年収についてふれていきます。就職先として調剤薬局やドラッグストアの他に製薬会社や研究機関があります。。調剤薬局では処方箋にそって薬を調合したり、副作用など服用にあたっての注意事項の説明を行ないます。

ドラッグストアでは、市販の薬の販売を行ないます。店舗のスタッフと共にレジ打ちや品出しなども行なう必要がありますが、給与は高く設定されています。結婚や出産で仕事から離れた人が、子育てなどが落ち着いてからパートとして働くことが多いようです。

製薬会社や研究機関では、がんなどの新薬の開発に従事します。中には製薬会社のMRとして働く人もいます。年収は大手の薬局やドラッグストアでは520万円、製薬会社となると800万円くらい稼ぐ人もいるようです。


 

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