国家資格というものは、一度取得するとそのままずっと有効でいられると思われがちですが、中にはそうではない場合もあります。そうではない場に該当するかどうか、しっかりと保有者は知っておく必要があるといえるでしょう。
■一度取ったらそのままでよいという固定概念医療従事者に与えられる国家資格は、一度取得したらずっとそのまま保持者でいられるという固定概念がありますが、実際にはそうではありません。一般的にみても、運転免許に代表されるように定期的に更新が必要なものがありますし、それは医療従事者においても例外ではないのです。
その中でも薬剤師の場合は、免許取得者は2年ごとに厚生労働省に届け出を出す義務が課せられています。これは、免許取得者であれば当然知っていることと考えられますが、仕事をしているときはしっかり覚えていても、仕事を離れてしばらく家事や育児に専念するといった場合には、忘れてしまう可能性が出てくるので、注意が必要です。
厚生労働省への手続きを忘れてしまうと、罰金刑が課されてしまうことがありますので、かなりの注意が必要であることがわかります。それも、50万円以下の罰金という、金額的にみても非常に厳しい措置が取られていることから言って、薬剤師の果たす社会的責任や、影響力がいかに大きいかということがわかってきます。
ただ、うっかり一度忘れてしまったといった程度でいきなり数十万円もの罰金刑が課されるということはないので、そこは安心していいでしょう。何度も忘れ、もしかしたら意図的にやっているのではないかと疑われるような場合には、罰金も50万円以下では済まず、どんどん高額になっていくとされています。
更新のための手続きはいたって簡単で、住所・氏名・勤務地などの情報を送付するだけというものです。そのため、仕事をしている人は忘れることはほとんどありませんが、休職中の人や転職活動を行っている期間に合致すると、つい忘れてしまったといったことが起こってきます。
特に薬剤師になって初めての手続きという人や、まだあまり回数を経ていない人はうっかり忘れがちになる可能性が高いことから、常に2年に一度というスパンを目安に、意識しておくことも重要なポイントだと言えるでしょう。
一度忘れたくらいで資格が無効になることはありませんが、そこは薬の管理を仕事とする者として、しっかり把握しておきたいものです。
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