年収や働き方について考えてみよう
2022年08月26日
資格を取って薬剤師として働きたいと考えている場合、多くの方が気になるのがどのくらいの年収が期待できるのかという点です。そこで平均年収や職業としての働き方について考えてみましょう。またどのような職場の選択肢があるか把握しておくことも大切です。
相場はほかの職業と比較すると高め
薬剤師における仕事の平均年収は約485万円です。この数字は日本の平均年収と比較すると高い傾向になっています。実際に働くためには大学に行って資格を取る必要がありますが、資格が必要な職業ということで、相場より年収が高めになっているという点を押さえておきましょう。
また月給で考えた場合の相場は40万円ほどですが、初任給の相場は24万円程度です。豊富な知識が求められる職業でもあるため、ある程度経験を積んだベテランほど好条件で働けるようになります。
正社員以外の働き方の選択肢もある
薬剤師は正社員だけではなく、アルバイトやパート、派遣社員でも働くことが可能です。そしてアルバイトやパート、派遣社員の平均時給は1900円前後と相場より高めになっています。
アルバイトなどの働き方であっても、資格を所持していないと働けない職種です。そのため一般的なアルバイトなどと比較すると、時給が高いだけではなく、好条件で働けるケースが多いのです。また時給が高いということは、それだけ責任がある仕事という点も忘れてはいけません。
人々に処方される薬に関わる仕事だからこそ、責任をもって仕事に取り組むことを忘れないようにしましょう。
職場の候補も含めて考えることが大切
働くうえで忘れてはいけないポイントの1つが、職場の候補にはさまざまな選択肢があるという点です。例えばドラッグストアや病院、製薬メーカーなどの職場の選択肢があげられます。
同じ職種であっても、職場が異なると平均給料や働く時間などさまざまな条件の違いがあげられます。それらの違いにも注目しながら、自分に合った環境で働けるようにしましょう。ドラッグストアは、直接薬を処方する相手とやり取りをしたいという方に向いています。
勤務時間はドラッグストアの営業時間によって異なりますが、自宅の近くの職場を選びやすいというメリットがあります。また病院で働く場合、規模が大きい勤務地を選ぶと、仕事の量が多いので自分を成長させやすいという特徴があげられます。一方で製薬メーカーは、企業の勤務時間に合わせて働くため、土日が休みやすいというメリットが見られます。