薬剤師が職場選びをする時に気を付けたいことは
2022年06月18日
薬剤師の求人数は各地の都市部を中心に年々増加しており、病院や薬局だけでなく様々な事業所で採用活動が活発に行われています。そうした状況の中、働き始めてから給料や日々の仕事、キャリアなどの面で悩まないようにするには、早い時期から待遇やキャリア形成などの面で魅力がある事業所に注目をしたり、時間を見つけて就職イベントに顔を出したりするのもおすすめです。
仕事を長く続けられる環境か判断をしよう
薬剤師が勤めている職場の中でも多くの患者が入院している病棟や手術室、集中治療室などは、ハードな業務を担当することが多く、人によっては体力面で長く仕事を続けるのが難しいケースがあります。また、一年を通じて医療スタッフが不足している現場では、経験が豊富なスタッフが連日で勤務を担当したり、本来の業務の合間に新人の指導をしたりすることもあります。
そうした中、医療現場で長く勤めたい人は、求職中に給料ばかりにこだわらずに休日の日数や日々の勤務時間についてよく確認をすることが大事です。最近では、若手やベテランが定着するように、勤務シフトを大きく見直したり、完全週休二日制を採用したりする現場も増えているため、余裕を持って自分の興味がある現場に目を向けましょう。
順調にキャリア形成ができる職場を見つけよう
どのように職場選びをするべきか悩んでいる時には、就職をしてから順調にキャリア形成ができるところを優先的に探してみると良いでしょう。たとえば、大手の医療法人や民間企業の中には、全ての医療従事者を対象に年間を通して様々な機会に業務に直結する内容の研修やセミナーを行ったり、管理職やベテランが若手のサポートを担当したりしているところも珍しくありません。
また、キャリア形成に必要な期間や費用について気になることがあれば、新卒採用や中途採用に力を入れている事業所に直接質問をするのがおすすめです。その他、実際に医療現場でキャリアアップを果たした人の体験談を参考にしたり、必要に応じてエージェントに相談したりするのも有効です。
各地の医療従事者向けのイベントに参加してみよう
スムーズに自分の年齢や適性、キャリアなどにぴったりの職場を見つけたい人は、各地で開催されている医療従事者向けの就職イベントに参加をしてみましょう。こうしたイベントでは、各地の病院や調剤薬局、製薬会社などの採用担当者と相談できたり、採用面接を受けられたりすることもあるため、早めにイベント情報を集めておきましょう。