薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

薬の調剤の他に資格を活かせる仕事を紹介

2022年03月29日
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薬剤師の仕事というとまず思い浮かぶのが医師の処方箋に基づいて調剤し用量や用法を説明している姿です。ですがそれ以外にも資格を有することで様々な分野で活躍することができます。資格を得るには6年間大学で専門分野を学び国家試験に合格することが条件になりますが、ここではそんな資格を活かすことのできる仕事について紹介します。

病院勤務は外来患者に対する調剤だけが仕事ではない

一般的によく見かけるのが病院やドラックストアなどで医師の診断の後、処方箋に従って薬を調剤して用法を患者に説明する姿ですが、じつは病院で仕事をする場合、それだけでなく薬の管理や注射液・輸液の調剤など薬に関わる全てが仕事の対象となります。

病院は医師や看護師など医療従事者がチームを組んで入院患者の治療にあたるため、薬の服用方法や用量、副作用の確認や情報収集、分析は薬剤師の仕事のひとつです。病院に勤務する場合、業務内容は大きく調剤業務と病棟業務に分かれますが、入院患者への対応がこれにあたり、薬学の専門家として薬の投与を通じて患者の治療と病状の経過観察に関わります

また製薬会社と共同で治験に関わることもあります。医療チームの1人として関わりますが、新薬誕生に関与することにもなるのでやりがいを感じることができます。

介護施設や在宅医療の現場で必要とされている

高齢化が進む現状において看護師不足がいわれていますが、薬剤師も医療従事者の1人として介護現場や在宅医療での活躍が期待されています。従来の介護現場では薬が必要な場合は職員が取りに行く、在宅介護の場合は家族が取りに行くのが一般的でしたが家族や介護現場の負担を軽くするために、近頃では介護現場や自宅に赴いて薬を届けたり、服用の説明をする態勢が普及し始めています。

また薬の専門家としてきちんと用量を守って飲んでいるか、残っていないかなどをチェックすることで問題があれば、介護職員や家族と相談することで改善に努めます。またより介護に深く関わってみたいと考える場合は、ケアマネージャーの資格を取ることで仕事の幅を広げることができます。

資格取得には受験資格が必要ですが、既に所定の国家資格を取得しているため勤務実績さえあれば受験できます。

国家公務員や地方公務員として働く

国内で暮らす人達の健康維持や福祉の向上のために国家公務員や地方公務員として働くこともできます。どこで勤務するかで仕事内容が違いますが、国家公務員の場合は国家機関に所属して薬価の算定や医薬品製造企業の監視や管理を目的とした薬品製造の管理や品質管理にあたります。

また麻薬取締役缶として働くこともでき、違法薬物を取り締まることで国民の健康を守ります。地方公務員として働く場合の勤務先は公立病院や保健所、衛生研究所などになります。公立病院での仕事は主に薬の管理や外来及び入院患者への服薬指導で、保健所では管轄エリアの施設新設許可や薬局・飲食店への立ち入り調査を担当します。

衛生研究所では感染症の研究や環境衛生・公衆衛生の管理監督に当たり、業務を通じて地域に暮らす人達の薬事衛生や公衆衛生に関わります。


 

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