薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

仕事の意味と資格取得の方法・やりがい

2022年01月06日
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医師の診察後、薬を受け取るときに薬剤師から症状を尋ねられます。どうしてだろうと不思議に感じるかもしれませんが、これも薬学の専門家としての仕事のひとつです。ここでは薬剤師の仕事の意味と資格を取るための方法、やりがいなどについて説明します。

仕事にはどのような意味があるのか

薬剤師の仕事というと医師の処方箋に基づいて薬を調剤し、服用方法や飲み合わせについて説明するというのが一般的な認識です。ですが実際に薬をもらう際は、症状に関して医師と話したような内容を繰り返します。なぜわざわざこのようなことをするのかというと医薬分業の立場に基づき、薬学の専門家として患者の健康を守るためです。

つまり医師の病状把握が的確であり薬の選択に誤りがないことを確認しているということになります。処方箋には病名が記載されていませんが、その理由も客観性を保つためで、高度な知識をもつ専門家としてできるだけ先入観をもたずに症状と薬がマッチしているかどうかを判断するためです。

この際、もし処方箋に不備や疑問がある場合は医師に問い合わせをします。これを疑義照会といい大切な仕事のひとつです。記載内容に関して不備がある場合の問い合わせと薬学的内容に関する問い合わせの2種類あります。

資格取得までの道のりは長く厳しい

資格を取得するには受験資格を得て国家試験に合格する必要があります。そのためには高校卒業後、大学の薬学部か薬科大学に入学して、まず4年間かけて専門知識を学び残りの2年間で実務研修を行ないます

そして合計6年間の課程を修了してようやく国家試験を受ける資格を得ることができます。受験資格を得たら次は国家試験を受けますが、大学によっては国家試験を受験するための学内試験があるところもあり難易度は高いです。

試験は年1回全国の大都市で行なわれ、試験の合格率は大体70%前後で推移していますが、大学によって合格率は違い、既卒よりも新卒の方が高い傾向にあります。どの大学でも受験のための厳しいカリキュラムをこなすことが求められ、不合格になった場合でも翌年再受験することができます。資格を活かして仕事をするには国家試験に合格した上で厚生労働省の名簿に登録し免許証の交付を受けます。

この仕事のやりがいと働きやすさ

取得の難しい資格ですが、この仕事のやりがいはなんといっても地域で生活する人の健康と福祉の向上に役立つことです。自分の専門知識が人々の健康回復や維持に役立つ様子を見ることができるのは仕事をする上で充実感につながるはずです。

また製薬会社で働いて新薬の研究や開発に関わることもあるため、研究で新成分の発見ができた、新薬開発チームの一員として仕事をすることができれば、強い達成感をもつことができるはずです。この仕事の特徴として、男女関係なくライフスタイルに合わせた働き方をしやすいことがあります。

結婚や出産、介護や子育てなど人生にはいろいろな出来事がありますが、たとえ環境の変化があっても高度な専門知識があるので比較的柔軟に働くことが可能です。


 

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