地域と連携して仕事をしている地域連携薬局
2023年11月18日
地域連携薬局で働いている薬剤師は、他の種類の薬局とは異なる種類の仕事をしなければいけないこともあります。仕事の種類が一般の薬局よりも多いのは、地域の医療機関と連携することを重視しているからです。ここでは、地域連携薬局でおこなわれている仕事の内容などについて解説します。
店舗がある地域の医療機関と連携をするための仕事
地域連携薬局に勤めている薬剤師がしなければいけない仕事は、店舗がある地域の医療機関などと連携をするために必要な仕事です。介護施設などとも、地域連携薬局は連携をすることもあります。
これらの医療機関や介護施設と協力をすることにより、患者がより安全に薬を使用できるようになります。地域連携薬局で働く人が医療機関と連携をするために必要なことは、医療機関で働いている医師などとしっかり協力ができるように体制を整えることです。
地域連携薬局と医療機関が協力するための体制が整備されていれば、両者の連携が必要になった場合でもスムーズに対応できます。このような体制が整備されていないと、連携しようと思ってもスムーズに協力ができなくなることもあるので、医師と緊密に連絡を取っておくことも必要です。
連携によって入手できる多くの情報
地域連携薬局が地域にある医療機関や介護施設と連携することにより、患者の服薬に関する情報をより多く入手することができます。地域連携薬局がこうした情報を多く収集した方が良いのは、患者の服用している医薬品の情報が不十分であると、不適切な調剤をしてしまうこともあるからです。
さまざまな医療機関と連携して患者の服薬状況を正確に把握することにより、患者が安全に服用できる医薬品を調剤できます。一人の患者の服薬に関する情報を、地域連携薬局のような薬局が一元的に管理することにより、患者が多くの病院に通院している場合でも適切な対応ができます。
継続して服薬の情報を入手するための連携
介護施設や医療機関と地域連携薬局が連携をすることにより、地域連携薬局が継続的に患者の服薬に関する情報を取得することもできます。患者の服用している薬の情報を継続的に確認することは、地域連携薬局に勤務している薬剤師にとって非常に重要な仕事です。
患者によっては長期間ずっと薬を服用し続けていることもあるので、服薬の状況を正確に知っていた方が適切に患者の服薬を管理をすることができます。