人には個人特有の苦手なものが存在しますが、それは高い所や狭い所、小さな斑点など人によって様々で、中には怖い話や暴力描写が苦手という方もいます。血に対して苦手意識を持っている方も多いですが、そんな方達は薬剤師になることはできるのでしょうか。
人それぞれが持っている苦手なものは、理由は分からないけれど子供の頃から苦手であったり、何かを見て、あるいは経験をして苦手になったりと原因も様々です。血を見ることが無理という方は結構多く、フィクションの血であっても見ることができない、という方も存在します。
ですが、そんな方達でも国家試験を突破することができれば薬剤師になることは可能です。なぜなら医者や看護師は患者さんの身体を相手に業務を行うため血を見ることも少なくはないですが、薬剤師の仕事には採血や手当などの業務はなく、薬や患者さん本人などが相手となるので血を見ることはほとんどありません。
業務上、血を見ないで済む勤務先としては調剤薬局、ドラッグストアが挙げられますが、製薬会社や保健所などでも血を見ることなく働くことができます。それでも患者さんの健康に繋がることに貢献をすることが可能で、人のためになる仕事に従事することになりますのでやりがいがあります。
薬や服薬指導などを通すため、患者さんを助けているという実感はあまり感じないかもしれませんが、薬による治療は重要な位置を示し、何より患者さんからすれば医療従事者を相手に直接色々な質問や相談をすることができるので、患者さんは安心して治療に専念することができるようになります。
日に日に体調が良くなっていく姿は医療従事者としてのモチベーションにもなり、自身の成長にも繋がるでしょう。
なお、注意点としては転職を行う際には、面接の時などに「血を見ることができない」などと発言をするのは控えた方が無難です。誰にでも苦手なものがあるとはいえ、医療従事者にとっては血の回避はあまり印象は良いものではなく、ネガティブな発言として捉えられる可能性もあります。
隠す必要はありませんが、あえて自分からアプローチをする必要もありません。ですので、血を見なくても済む勤務先を選んだ、ではなく、調剤に関してもっと専門的に学びたい、スキルを磨くため、などの前向きな発言をするようにします。
また、苦手を克服する努力は立派ですが、無理をすると心身に悪影響を与えかねないので血を見ることができない、という苦手意識にとらわれず、できることに集中をして働くスタンスを持つようにしましょう。
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