薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

医師が処方した場合に調剤するチュアブル錠

2023年09月08日
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医師は患者の症状に合わせて最適な処方せんを書いています。これらの処方せんに従って正しく調剤をすることが薬剤師の仕事です。医師はチュアブル錠という医薬品を患者に処方することもあり、普通の錠剤よりも効果が期待できる場合などに処方されています。ここでは、調剤でも使用されているチュアブル錠について解説します。

口の中で噛んでから飲むことができるチュアブル錠

薬剤師も調剤に使用しているチュアブル錠とは、歯を使ってかみ砕くことができるタイプの飲み薬です。一般的な錠剤は口の中に入れた時に、歯でかみ砕いてのみ込むことはできません。

一般的な錠剤は硬めに作られているので、無理して歯でかみ砕こうとしても、簡単にはかみ砕けないように作られています。たとえ口の中でかみ砕くことができたとしても、一般的な錠剤を歯でかみ砕いてから飲んでしまうと、薬の効果が弱まってしまうこともあり得ます。

ですがチュアブル錠ならば、口の中に入れれば簡単にかみ砕くことが可能です。かみ砕くために苦労する必要もありません。チュアブル錠ならば、しっかりとかみ砕いてから飲みこんでも、薬の効果が弱まることもありません。

チュアブル剤を調剤する時にしなければいけないこと

薬剤師が医師の処方せんにもとづいてチュアブル錠を調剤する時には、患者に教えておいた方が良いこともあります。一般の錠剤とは性質が異なっているので、一般の錠剤のように服用してしまうと薬の効果が弱まってしまうこともあるからです。

チュアブル錠を調剤した患者にしなければいけないことは、くちの中でしっかりとかんでからのみ込むように指導することです。このようなことを指導しなければいけないのは、見た目が普通の錠剤とあまり変わらないものもあるからです。

普通の錠剤と勘違いしてかまずにのみ込んでしまうと、薬の効果が正しく現れなくなります。口の中に入れた後でしっかりとかんでから飲みこむことを患者にしっかりと理解してもらうことにより、患者が正しく薬を服用できます。

チュアブル剤が歯にはさまった場合

チュアブル錠を調剤する患者には、注意してかむことを指導することも必要です。チュアブル錠はある程度の硬さがあるために、歯の悪い患者が服用する場合には、口の中でかんだ錠剤のかけらが歯の間などにはさまってしまうこともあります。

歯にはさまった錠剤は手などを使って取ることができ、自分で取れない人は他の人に取ってもらうこともできます。


 

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