薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

子供などに調剤することがある糖衣錠

2023年09月08日
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薬剤師は子供の患者のために薬を調剤することもあります。子供の患者に医師が調剤することがあるのは糖衣錠という種類の薬です。このような種類の医薬品を医師が子供に調剤しているのは、子供にとっていくつかの点でメリットがあるからです。ここでは、この仕事をしている人が調剤にも使っている糖衣錠について解説します。

一般の薬と違う薬の表面についた味

薬剤師は糖衣錠を患者に調剤することもある仕事です。糖衣錠は錠剤の一種ですが、通常の錠剤ではありません。糖衣錠と通常の錠剤の大きな違いは、口の中に入れた時に舌が感じる味です。

普通の錠剤の場合には口の中に入れた時に舌で舐めると、薬の成分の味がします。苦みなどを感じることがあるのは、薬に使用されている成分の中には苦みを持っているものがあるからです。たとえ苦みがあっても、患者の病気を治療するために効果があるのでこうした成分が使われています。

ですがどれだけ効果の高い薬であっても、口に入れた時に苦みのある薬は子供にとって飲みにくいものです。薬が苦いことで薬が嫌いになり、子供が薬を飲むことを嫌がることもあります。このような場合にも糖衣錠を処方することで、子供が薬を飲みやすくなります。

糖衣錠を口に入れた時に甘みを感じる理由

糖衣錠を口の中に入れた時に患者が甘みを感じることができるのは、錠剤の表面を特殊な成分でコーティングしているからです。表面をコーティングするために使用されているのは、甘みを感じることができるコーティング剤です。

コーティング剤に全て甘みが感じられるわけではなく、特別な方法で作られたコーティング剤だけが甘みを感じることができます。コーティング剤に甘みをプラスするために使用されているのは糖分です。こうしたコーティング剤を錠剤の表面にまんべんなくコーティングすることにより、どの部分を舐めても甘みを感じられるようにすることができます。

薄くつけられているコーティング

薬剤師が調剤に使用する糖衣錠は工夫して製造されています。表面をコーティングする時に気をつけていることは、コーティングした部分が厚くなりすぎないようにすることです。

コーティングの部分が厚すぎると薬が体の中で溶けるまで時間がかかってしまいます。コーティングが厚すぎると、患者が薬を飲みにくくなるデメリットもあります。こうしたデメリットを避けるために、糖衣錠は薄めにコーティングされています。


 

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