薬剤師は非常に人気のある資格の1つであり、他の医療職の方からもうらやましがられる待遇や資格自体の取得メリットが高いです。得るには大学卒業後に国家試験に合格する必要があるのですが、大学で6年間学んできたとは言え、非常にシビアな試験ではあります。
医療職の国家資格は、全て指定された養成機関を卒業する事で国家試験受験資格を得られます。突然試験を受けられませんので、まずは養成機関に入学が必須です。医療職は様々な専門家がいますが、命や健康、そして対象者のこの先の人生に影響を及ぼす重要な仕事です。
だからこそ専門的な知識や技術をしっかり身に着けているものでないとなってはいけない職業です。この資格も薬学部に入学し6年間学んできた総括が国家試験になります。
国家試験合格率は全体で近年では7割程で推移しています。8割程であったのですが近年は低下傾向であり、その背景には試験の難化が囁かれたりもしますが実際は異なります。要因の1つは学生の質の低下であり、薬学部自体が規制緩和から備える大学が増えたり私立大学の薬学部の新設が行われました。
新設や増設により入学ハードルが低下した事で学力面で追いつけない学生の増加を招き、退学率と同様に国家試験合格率も低下していきました。それを裏付ける様に国立大学卒の合格率が85%程であるのに対し、私立大学では90%から30%台もあったりと合格率に大きな隔たりが起こっています。
問題の様式が思考力を問う問題も増えている事はありますが、この様に大学ごとに合格率が異なる事が合格率低下の背景にあります。
国家試験合格率が7割程でも、新卒者だけで計算するともう少し割合は上昇します。合格率には全ての受験生数から合格した方の割合を数値化しているので、新卒者の合格率が7割程であると言うわけではありません。では合格率を下げている存在は何なのかですが、既卒者が該当します。
新卒で不合格だったので来年受験する組ですが、この既卒者の合格率は4割程と低いです。その背景には1年間モチベーションが保てなかったり、バイトや就職活動と並行した結果、学習量を確保できなかった事が挙げられます。
薬剤師は卒業及び国家試験合格見込みで在学中は就職活動しますが、大学では就職支援も手厚いです。既卒者は大学の支援を受けられませんし国家試験不合格者と言う傷も残るので、就職活動は大学生より大変です。その中で試験対策を行うのでどうしても合格率は低い傾向にあり、これは近年ではなく昔からです。国家試験には新卒で合格しないと厳しい事を意識して励む必要があります。
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