認定薬剤師は従事する専門分野によって、様々な種類に分けることができます。研修や試験をクリアすることによって、各々の認定を受けることができます。そこでここでは、数ある中からいくつかピックアップしてご案内してまいります。是非ご参考下さい。
まず初めに挙げるのは、がん薬物療法認定薬剤師です。名前の通りがん分野に特化した知識を持ち、がん患者の治療をサポートすることを目的としています。がんの薬物療法は年々発展している状況であり、薬についての効果や副作用などに関する最新の知識を常に兼ね備えていることが求められます。
この資格を持っているからといって、手厚い手当があるわけではありません。しかし、最新情報を持っていることはがんに苦しむ患者さんや今後の医療の課題へ大きな力を発揮します。また、がんの薬物療法を受けている患者さんやご家族の不安や疑問を少しでも解消しながらサポートしていくことも大切な役割となっています。
次に挙げるのは、漢方薬・生薬認定薬剤師です。こちらも名前の通り、漢方薬および生薬に関する専門的知識を習得しながら仕事に従事します。漢方薬とは医師が漢方的な診察で体力や体質などを判断して数種類の生薬を組み合わせて処方する薬のことを指します。
生薬とは植物、動物、鉱物など、自然界に存在する天然物を使う薬のことを指します。つまり、この資格を持っていることで患者さんや処方医師に自信を持って漢方薬や生薬に関する情報提供を行うことができます。また、認定証掲示やIDカード着装によって患者の方々や他の医療従事者にアピールすることもできます。
最近では漢方薬を専門とする調剤薬局も増えてきているので、これまでより需要は高まっていくことでしょう。
最後に挙げるのは、スポーツファーマシストです。あまり耳慣れないかもしれませんが、プロのアスリートやスポーツ愛好家にとっては心強い味方となります。最新のドーピング防止規則に関する正確な情報や知識を持ちながら、薬の正しい使用法の指導や薬に関する健康教育などの普及、さらに啓発を行うことを主な仕事内容としています。
この認定を受けるには、基礎講習会と実務講習会の2種類の講習会を受講します。その後、知識到達度確認試験で所定の成績を修めると、日本アンチ・ドーピング機構より認定証が発行されます、ドーピングに関する法律や制度、また申請方法などの周辺知識が必要とされる仕事です。
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