若手の医療従事者がスキルを磨ける職場の選び方
2021年10月13日
若手の薬剤師が順調にスキルを身につけて自信を持って働くには、数ある現場の中でも教育制度がしっかりと整っているところや、専門性の高い業務に携われるところを勤務先に決めることが重要となります。また、職場によって必要とされる実務経験の年数やスキル、適性などが大きく異なるため、求職中に色々な現場の見学をしたり、在職中のスタッフに相談をしたりすることも大切です。
長期のスタッフ研修が行われている職場を見つけよう
若手の薬剤師が活躍している医療現場は全国的に増えていますが、就職をしてから無理なく業務に取り組むには、長期のスタッフ研修がきちんと行われているところを探すことが肝心です。例えば、年間の医療従事者の採用人数が多い総合病院や公立病院においては、一人ひとりのスタッフの年齢やキャリア、配属先などに応じて、徹底した研修のプログラムが組まれたり、先輩によるサポートが行われたりしています。
また、新卒者だけでなく第二新卒者や中途採用者の受け入れを強化している医療機関も増えており、自分に合った職場を見つけやすい状況となっています。そうした中、理想的な職場を選ぶうえで、就職活動中にいくつかの職場の研修期間の長さやカリキュラム、研修後のフォローアップについて自分で調べておく必要があります。
優秀な医療従事者が揃っている職場を探してみよう
薬剤師が就職後に効率よく業務に必要なスキルを身につけるには、求人選びをする時に、早い時期から優秀な医療従事者が揃っている職場を就職先の候補としてピックアップしていくことが肝心です。大手の医療法人の中には、中堅やベテランのスタッフの活躍ぶりについて採用ホームページやパンフレットなどを利用して紹介しているところもあるため、じっくりと気になる現場の事情を把握しておくのがおすすめです。
また、新卒者の採用に力を入れている現場においては、採用説明会の際に入職数年目の先輩スタッフが直接就職活動に関する相談に応じているところもあるため、余裕を持って身近なところにある医療機関の情報収集をしておきましょう。
機会があれば各地の現場に勤めている人に話を聞こう
長く働けそうな職場の選び方について悩んでいる時には、同業者の友人や先輩に職場内での仕事内容や待遇、研修制度など気になるポイントについて教えてもらうのも良いでしょう。また、機会があれば信頼できる人に医療機関の採用試験に関するアドバイスを聞いてみるのも有効です。