HIVの患者の治療に貢献出来る仕事
2017年04月29日
海外でのイメージが強いHIVと言う病気ですが、国内でも少しずつ患者数が増えている現状があります。そこで医師の治療はもちろんですが、抗HIV薬を投与しなくてはなりません。そこで薬剤にも必要なお仕事があります。
■HIVの薬物療法が出来る大事なスキル最先端の医療技術が進んでいる中で、治らないと言われている病気もあります。しかし医療の技術は著しく進歩していますので、治らない病気も少なくなっています。国内でも患者数が増えているHIVですが、薬物療法をきちんとする事で症状を抑える事が出来ます。ただHIVの薬剤には相互作用が多かったり、副作用が強い成分もあるので気をつける必要があります。他にも耐性ウィルスが出やすくなる事で、治療効果が低下したり感染が拡大する恐れもあります。そこで大事なのが専門的な薬剤を扱える人が必要で、HIV感染症専門薬剤師の資格を持つ人になります。HIV患者の症状に合った薬剤治療が出来るようサポートをします。
■資格を取得する為の必要になる条件HIVに感染した患者は長期間薬物治療を行うので、そのためには専門的なHIV感染症専門薬剤師の資格が必要です。この資格を取得する為にはたくさんの条件があり、その条件をクリアしていないと申請する事も出来ません。まずは薬剤師の資格を持っていることが必要で、5年以上の実務経験と認定の資格がなくてはなりません。また申請のときに病院や診療所などに勤務していて、HIV患者に3年以上従事している事も必要です。また研修施設ではHIV感染症に関する実技研修が16時間以上、もしくは3年以上指導に従事している事が条件になります。他にもHIV感染症の講習会を、10時間5単位以上履修していなくてはいけません。
■HIV感染の資格のスキル研修と仕事HIV感染症専門薬剤師の資格は、認定期間が5年間と決まっています。更新をする時にも条件があり、HIV感染症に関する指導の証明が必要です。この資格の研修ではHIV感染症の基礎的なスキル、臨床そして日和見感染症の事も学ぶようになります。またHIV患者の長期療養や合併症の事、抗HIV治療薬の事も学ばなくてはいけません。他にもHIV患者への服薬指導やコミュニケーション、チーム医療の役割にもスキルが必要です。この資格を取得した薬剤師はHIV感染症専門の仕事ができ、チーム医療に関わる事も出来ます。そして抗HIV治療薬を処方している薬局でも仕事ができ、一般の人へも正しい情報を伝える役割もあります。。