薬剤の有資格者にとっては、治る薬を出してほしいだとか、処方箋に間違いはないだとか、関わる者たちからの問いかけに応えることができずに、苦悩しているケースもあります。どの職場を選ぶべきなのか、そこをじっくり考えてみましょう。
薬剤の有資格者にとってやり甲斐や成長できる業務内容や携わりも沢山あるでしょうが、仕事の大変さを感じる率はわりかし高めです。薬剤師同士、医師などの医療従事者との関係、さらに患者さんへの接客も挙げられます。
患者さんといっても、風邪をこじらせただけの患者さんもいれば、不治の病となる病気と格闘している患者さんなど、病気の違いによりメンタルで疲れるケースもあるようです。患者さんのみならず、無理難題、理不尽なことにより対応に苦しむ有資格者は意外に多くいます。
薬剤の有資格者でもドラッグストアで働くケースも増えています。調剤業務よりも、他の仕事のほうが多く、長時間勤務ではありながらも医薬部外品や日用生活品についてばかり知識が増えるケースもあります。
また、ドラッグストアでは有資格者1名でまわしていることもあり、薬剤の勉強をする時間の確保ができないケースもあるので、職場選びも大事になりそうです。
自分のスキルアップすることのないまま、こうした声をあげる薬剤師にとっては、直接患者さんと関われる医療機関への転職を行ったり、開発、研究のできる製薬会社や医療機器メーカーなどに転職しています。もちろん、調剤薬局では業務多忙というケースもあります。
それが、処方箋枚数に関わっています。外来も院内での処方となるのなら、外来処方を調剤監査しなければなりません。副作用が心配になる医薬品に関しては、カウンターで説明するだけでなく、病棟にてチーム医療のカンファレンスに入ることもあります。
外来・入院患者さんの処方内容を把握することも求められるでしょう。
1日の平均処方箋枚数300や500枚、これだけでも調剤業務をこなす薬剤の有資格者には負担になります。もちろん、有資格者は複数いますが、調剤業務をこなす者、服薬指導をする者、薬歴入力を行う者というように、1人1人手いっぱいの業務を1日中こなしています。
そう考えると、ドラッグストアは業務もラクだとイメージされ、転職の対象になるのでしょうが、先にあげたように業務の幅は広く、扱う医薬品は数千点に及びます。日用品販売や品出しなどの調剤業務外に対応することのほうが圧倒して多いのが現状です。
薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!? Copyright(C)www.yakuzaishi-shikaku.org All Rights Reserved.