キャリアアップにつなげたい資格
2017年04月29日
看護師と同じで女性の割合が多い薬剤の仕事は、キャリアアップをする為に転職する人も多いです。キャリアアップをするには資格も必要で、女性の多い薬剤の仕事にピッタリな資格があります。妊婦さんのケアに役立つ資格はオススメです。
■妊婦や授乳婦に関する認定の資格女性は赤ちゃんを妊娠したり、出産をして育児をするようになります。この妊娠中や育児の授乳中は、外見はもちろん体調にも変化があります。また母体やお腹の胎児の事もあり、病気や怪我をした時の治療や薬剤の投与にも慎重に行わなければなりません。そこで必要なのが専門スキルを持つ事で、妊婦・授乳婦専門薬剤師になる為の薬物療法認定資格があります。この資格は妊婦や授乳婦そして胎児に、有害作用を考慮した薬物療法が出来る為の知識や技術を持つ事が出来ます。また妊婦や授乳婦に関わっている薬剤師にも、最新の薬物療法の知識を学ぶ目的もあります。この資格を取得する事で知識の証明になります。
■薬物療法認定の資格を取るメリット妊婦や授乳婦への薬物療法は、薬剤の有効性や安全性などの情報が少ない問題があります。そこで薬剤の専門スキルを持つ薬剤師は、妊婦や授乳婦に薬物療法が出来る特殊な知識も必要です。この特殊な知識であるのが妊婦・授乳婦薬物療法認定の資格で、取得すると妊婦・授乳婦専門薬剤師になる事が出来ます。この資格を取得する事で大きなメリットがあり、妊婦や授乳婦に正しい薬物療法の知識を伝える事が出来ます。妊婦や授乳婦からは薬剤が赤ちゃんに与える影響を相談されるので、最新の情報を答えられるのもメリットです。病院やドラッグストアそして調剤薬局でも活躍でき、転職をする時の強みにもなります。
■妊婦・授乳婦薬物療法認定の資格条件と試験妊婦・授乳婦専門薬剤師になるためには、妊婦・授乳婦薬物療法認定の資格が必要です。この資格取得には10項目の条件があり、条件を満たしている事で認定が受けられます。資格条件には薬剤師の5年以上の実務経験が必要で、妊婦・授乳婦の薬物指導を3年以上従事している事があります。他にも日本医療薬学会や日本産婦人科学会、日本小児科学会や日本先天異常学会などの学会会員である事などです。そしてこの資格の試験には50問で5択から選び、基本問題から専門的な問題まで幅広くなっています。問題には妊婦・授乳婦の薬物療法の事や、先天奇形・先天異常や法律などが出されています。合格率は高めなので取得しやすい資格です。