薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

資格取得のさらに上を行く資格があります

2017年04月21日
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国家資格を取ったとしても、さらにその上を目指して勉強することで、より専門的な分野におけるエキスパートになれる可能性があります。これは、医療従事者にも当てはまることで、資格を取って終わりというのではなく、さらに研鑽を積みたいところです。

■漢方薬の処方が増えてきています

西洋医学においては、薬の使い方はたいていの場合、対処療法となります。頭痛や腰痛など、どこかが痛いとなれば鎮痛剤を処方しますし、肩こりがひどいとなれば、筋肉が弛緩するようなお薬を用います。どのお薬もすぐに効果を発揮し、痛みやつらい症状を和らげてくれますが、一過性のもので、薬の効き目が切れてくるとまた症状が出てきます。それをまた薬で抑えるということの繰り返しなので、根本的な解決には至らないところが最大のデメリットです。そんな西洋医学によるアプローチではなく、東洋医学によるアプローチ、つまり漢方薬を処方するお医者さんが増えてきています。西洋医学との併用も可能ですので、漢方薬によって体質を改善しながら、必要に応じて鎮痛剤などを用いる方法が採られます。

■薬の処方は調剤薬局がメインになっています

今や医薬分業が定着したこともあって、診察は医療機関で、薬は調剤薬局でという構図がすっかり成立しています。そのため、薬についての説明を受けるのは、どちらかというとお医者さんよりも薬剤師さんの方が多くなっています。そのため、よりスキルを磨き、広まってきた漢方薬による治療にも対応できるよう、漢方・生薬認定薬剤師制度に挑戦し、資格を取る人が増えてきているのが、最近の傾向です。西洋医学における薬はどちらかというと、こうした症状にはこれと明確に薬を選び出せますが、漢方となると体質改善から考えるので、たくさんの生薬の知識がないと、どのお薬が適しているかが判断できません。

■活躍の場が広がるというメリットがあります

近頃はドラッグストアでもたくさんの漢方薬が並んでいますので、医師の処方箋による漢方薬の処方の場合より、むしろドラッグストアなどで自分で漢方薬を探している人の助けになれる可能性が高いといえます。漢方薬・生薬認定薬剤師になれば、市販薬の相談を受ける際に、西洋の市販薬はもちろんのこと、東洋の薬についても説明が可能になるからです。場合によっては漢方薬の方が効果が高い場合もありますので、その知識をしっかり持っていることは、薬剤師として大きな武器になるでしょう。調剤薬局で働くにしても、ドラッグストアに勤務するにしても、スキルアップのために勉強をしておいて損はない資格だといえます。


 

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