薬剤師の資格の魅力について書いてみた日記!?

薬と患者との懸け橋になって社会に貢献できます。

2017年03月14日
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工業高等専門学校から薬学系の大学に進むにはどのような方法があるでしょうか。また、資格を取って社会で働くには、どのようなプロセスをたどるでしょうか。資格の取り方や薬学系大学のこと、働き方についてご紹介します。

■高専から薬学系の大学へ進学するには。

薬剤師の資格を取得するためには、まずは薬科大学や大学の薬学部に進学する必要があります。残念ながら、現時点では工業高等専門学校(高専)の学生が、国公立大学の薬学部へ編入できる道はありません。しかしながら、化学の専門知識を学ぶうちに「薬のことを学びたい」という高専生も多くいるでしょう。

そのような学生は、他の大学受験生と同じように一般入試試験に合格して薬学系の大学に進むか、もしくは工業高等専門学校で5年間学んだ後、卒業後に私立の薬学系大学に編入するという道もあります。自分がどのような大学で学びたいか、大学の特徴を調べて自分に合った大学を受験することが重要です。

■薬学系大学では6年間の課程が必要です。

薬学系大学では「有機化学」や「生物化学」「薬剤学」「疫病学」など化学や生物に関する基礎や、調剤薬局での実習など幅広い知識を学びます。かつて、薬学系大学は4年制課程でしたが、平成18年度から6年制の課程となりました。

その分、大学の学費も以前より高額になっていますので注意が必要です。そのような理由から、私立より国公立大学の薬学部の方に人気が集中していると言えますが、国家試験対策にどれほど力を注いでいるかは大学によって異なりますし、それによって各大学の国家試験合格率にも違いがみられます。

また、大学教授の研究内容も様々ですので、大学の特徴を調べて自分に合った大学を受験することが重要です。

■大学での過程を終えると国家試験を受験します。

大学で6年制の課程を修了すると、国家試験が待っています。この試験に合格して晴れて薬剤師となるわけです。試験は年に一回、毎年3月に行われており、合格率は60〜80%程度です。試験内容は「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「法規・制度・倫理」など、化学や生物の専門知識から法律や制度まで幅広く出題されます。

国家試験に無事に合格すると、病院や調剤薬局、ドラッグストア、製薬会社で働くことができます。勤務形態や給料など、幅広い選択肢があるのも魅力的な特徴で、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選択することができます。

また、新薬開発や治験など、病気の治療のために社会に貢献する道もあります。どのような場面であれ、薬剤師の仕事は患者と薬の懸け橋として、重要な仕事と言えるでしょう。


 

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