薬学部卒業の方々が受験できるもの
2019年04月19日
転就職などで、薬剤師を目指している人も多いのではないでしょうか。この仕事は資格があれば職に就くことができ、ドラッグストアや薬局、病院などで勤務することが可能です。ただ、薬学部卒業であれば他にも取得できるものがありますので、ここではその中からおすすめのものを紹介します。
ビル管理スペシャリスの建築物環境衛生管理技術者おすすめのものは色々とありますが、その中でも人気があるのが「建築物環境衛生管理技術者」です。薬学部に通っている方、あるいは卒業した方の中にはご存知の方もいると思います。建築物環境衛生管理技術者というのは、ビル管理のスペシャリストとも言われているものです。
一定規模以上の基準を満たしている建築物には、必ず専任者を置くことが義務付けられています。建築物環境衛生管理技術者は、現代社会においては非常に需要の高い人材と言われており、取得する人も少なくありません。
仕事内容ですが、自身が専任する大規模な建築物において、ビルメンテナンスの統括を行います。不特定多数の人たちが利用する大きに施設においては、利用者の安全を守る必要があり、現場では、清掃や害虫駆除、水質検査、空調検査、電気設備の定期点検など、様々な作業を行い、その管理をすることになります。
次は「水道技術管理者」で、こちらも薬学部卒であれば取得できます。これは水道法の第19条で規定されており、水道事業者は、水道管理の技術上の業務を担当させる必要があり、そのために水道技術管理者を必ず1人設置しなければならないとされているのです。
水道技術管理者になるには登録講習を受ける必要があります。これは、水道法施行規則第14条第1項第3号に規定があり、現在の登録講習機関は「公益社団法人日本水道協会」となっています。水道技術管理者は将来的にも役立ちますので、関心がある方は取得してみてはいかがでしょうか。
おすすめの資格としては、「廃棄物処理施設技術管理者」もあります。廃棄物処理施設技術管理者というのは、産業廃棄物や一般ゴミなど、各種の廃棄物処理施設に設置することが義務づけられているものです。廃棄物処理施設技術管理者は、現場で施設維持管理を行うことになります。
技術上の業務を行う専門家でもあり、施設ごとに分かれたコースの講習を修了し、その後に能力認定試験に合格する必要があります。講習は、実務経験がない人向の「基礎・管理課程」と、実務経験者向けの「管理課程」があり、後者の講習は短期間で修了するのが一般的です。
また、受験申込は、一般財団法人 日本環境衛生センターとなっています。