薬剤師としての成長を目指すには、現場での実践経験を積んだり、参考書などを購入して知識を身に付けるなどの方法の他に、学術情報を手に入れてそれを自分のものとして使いこなせるようになるという選択肢もあります。この情報をいかに取り入れられるかが自分を磨いていくために重要です。
その様な情報はどこで手に入れるのかスキルアップを目指す人が確認すべき学術情報は、薬剤師学術大会の情報を掲載しているホームページなどで確認することが出来ます。この学術大会は、毎回1つのメインテーマを決めてそれに関する議論などを行う大会です。
社会が求める人物像や、医療を支えるための調剤薬局の在り方、未来に向けての取り組みなど、薬剤に関してのありとあらゆる分野の事柄を徹底的に考える大会になります。毎年持ち回りで様々な都市で行われるこの大会は、2日間にわたって熱い議論や知識の交換などを行い、業界をもっと良くしていこうという人たちが全国から集まります。
過去の歴史の中で1番参加者が多かった、2017年に東京で開催された大会の時には、約13000人もの参加者が集まり、この大会の注目度の高さが見受けられます。超高齢化社会と呼ばれるようになって久しい日本のこれからを、薬剤の分野からどのようにして支えていけるかという事を考えた大会になります。
では、具体的にどのような内容の大会なのでしょうか。大会の中では様々な分野の専門家を招いた特別講座やパネルディスカッション、分科会などが行われます。例を挙げると、2017年の東京大会ではまず微生物創薬の分野の特別講演と、アスリート目線から医療などを撮民公開講座から始まりました。
そこから、がん研究や認知症の専門家、さらには現場で働く職員と学会の繋がりの講演やお笑い芸人に学ぶ笑顔を作る講座など、多種多彩で知的好奇心を満たす講演の数々が行われました。そして2つの分野についての熱いパネルディスカッションが行われた後、薬に関する様々な分科会が行われました。
このような様々な情報は、大会に参加したり、大会の様子を公式サイトなどで確認するだけでは不十分です。その内容を自分なりに精査し、結論だけを見てわかったような気にならないようにすることが大事です。
結論が出た過程を理解し、どうしてそのような結論に至ったかという事を自分なりに判断するという癖をつけておくことが、普段疑問に思ったことを自分なりに考えてみるという習慣にするために大切です。
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